日本で学びたいと考えている外国人にとって、在留資格「留学」は欠かせないものです。この資格を取得することで、日本の教育機関で合法的に学ぶことができます。本記事では、在留資格「留学」の概要や申請条件、必要書類、申請手順、更新方法、注意点について詳しく解説します。
在留資格「留学」とは?
在留資格「留学」は、日本の大学や専門学校などの教育機関で学ぶために必要な資格です。この資格を取得することで、合法的に日本で学ぶことができます。
在留資格「留学」の対象となる教育機関
在留資格「留学」を申請する場合、次のような日本の教育機関に入学または在籍している必要があります。
- 大学:学士、修士、博士課程を提供する高等教育機関。
- 短期大学:2年制または3年制の高等教育機関。
- 高等専門学校:5年制の技術教育を行う機関。
- 高等学校:中等教育の後期課程を提供する機関。
- 中学校:中等教育の前期課程を提供する機関。
- 小学校:初等教育を提供する機関。
- 特別支援学校:障害のある児童・生徒に対する教育を行う機関。
- 専修学校:専門的な知識や技術を教授する機関。
- 各種学校:上記以外で、特定の分野の教育を行う機関。
注意点
- 対象となる教育機関は 日本の法律に基づき設置されている正式な機関 に限られます。
- 日本語学校や各種学校の場合、法務大臣が指定した学校でなければ在留資格「留学」は取得できません。
- 教育機関によっては、在籍期間に応じた具体的な条件(出席率や学業成績など)が求められることがあります。
在留期間
在留期間は、3か月、6か月、1年、1年3か月、2年、2年3か月、3年、3年3か月、4年、4年3か月のいずれかで、学習期間や学業の進捗状況に応じて決定されます。
期間を超えて学びたい場合は更新手続きをする必要があります。
在留資格「留学」の申請条件
在留資格「留学」を申請するためには、以下の条件を満たす必要があります。
1. 教育機関への入学許可
日本の教育機関から正式な入学許可を受けていることが必要です。
2. 経費支弁能力
学費や生活費を支払う能力があることを証明する必要があります。具体的には、銀行の残高証明書や奨学金の受給証明書などが求められます。
3. 教育要件
- 聴講生や研究生として教育を受ける場合
- 対象となる教育機関に入学し、入学試験に合格して入学許可を得る必要があります。
- 週に10時間以上の聴講が求められます。
- 高等学校で教育を受ける場合
- 入学時に20歳以下であること。
- 1年以上の日本語教育または日本語による教育を受けていること。
- ただし、日本政府や地方公共団体、学校法人などが行う学生交換計画や国際交流計画を利用した留学の場合は、上記の要件を満たす必要はありません。
- また、中学校や小学校、特別支援学校の中等部・小学部で教育を受ける場合の要件も設定されております。
- 専修学校や各種学校で教育を受ける場合
- 以下のいずれかに該当すること。
- 法務大臣が定めた日本語教育機関で6カ月以上の日本語教育を受けている。
- 教育を受けるに足りる日本語能力が試験などで証明されている。
- 学校教育法に規定する学校(幼稚園を除く)で1年以上の教育を受けている。
- 入学予定の教育機関に、外国人留学生の生活指導を担当する常勤職員が配置されていること。
- 以下のいずれかに該当すること。
在留資格「留学」の必要書類
申請には以下の書類が必要です。
- 在留資格認定証明書交付申請書
- 写真(指定サイズ)
- 返信用封筒
- パスポートのコピー
- 入学許可書
- 経費支弁能力を証明する書類(銀行残高証明書、奨学金受給証明書など)
- 学習計画書
- その他必要書類
必要書類は入学する学校や日本語能力により変化します。
詳細な必要書類については、出入国在留管理庁の公式ウェブサイトをご確認ください。
また、自身の必要書類がわからない場合はこちらのお問い合わせよりご相談ください。
在留資格「留学」の申請手順
- 希望校受験:志望校を受験します。受験には短期滞在ビザを利用することもできます。
- 入学許可の取得:入学許可を得ます。
- 在留資格認定証明書の申請:本人でもできますが日本で行う必要があるため、教育機関が代理で出入国在留管理局に申請を行います。
- 在留資格認定証明書の受領:申請が許可されると、在留資格認定証明書が発行されます。
- ビザの申請:在留資格認定証明書が送られてきたら、それを持って、母国の日本大使館や領事館でビザを申請します。
- 日本への入国:ビザが発給されたら、日本に入国し、在留カードを受け取ります。
在留期間の更新方法
在留期限3ヶ月前から期限の切れる前日の間に出入国在留管理庁で行ってください。更新申請には以下の書類が必要です。
- 在留期間更新許可申請書
- 写真
- 在学証明書
- パスポート
- 在留カード
- 学生証
- 学業成績証明書
- 経費支弁能力を証明する書類
成績がよくない場合や学校を変更している場合などは追加で書類が必要になりますので、下記の必要書類を確認してください。
在留資格「留学」の注意点
- アルバイトの制限:資格外活動許可を取得すれば、週28時間以内のアルバイトが可能です。ただし、風俗営業関連の業種での就労は禁止されています。
- 学業の継続:学業成績や出席率が低いと、在留資格の更新が認められない場合があります。
- 在留期間の遵守:在留期間を超えて滞在すると、不法滞在となり、強制退去の対象となります。
まとめ
在留資格「留学」は、日本で学ぶための重要な資格です。申請条件や必要書類をしっかりと確認し、適切な手続きを行うことで、スムーズに日本での学びをスタートできます。最新の情報や詳細は、出入国在留管理庁の公式ウェブサイトをご確認ください。不安な点があれば、入学予定の学校や専門機関に相談することをおすすめします。